旅する人のニュースサイト From VALVANE にようこそ!
どんな国を、旅してみたいですか…? From VALVANEでは、海外旅行をされる方がもっと旅を楽しめるよう、旅の情報を集めるお手伝いをしたいと思います。

旅を楽しむために、大切なこと…。
海外旅行を楽しむためには、もちろん観光地の見どころや宿泊施設、航空チケットについての情報も大切ですが、From VALVANEでは何より「安全であること」が大切であると考えています。 トルコ、カボチャの種取りを手伝う姉弟。安心出来てこそ、旅は楽しめるものですからね。そしてその上で、「その国、その地域の歴史や文化、習慣について」もっと理解を深めることが出来たら…。旅はもっと楽しくなると思いませんか?
そのためにFrom VALVANEでは、旅行先の安全性やお国柄などが良く現れていると思われるニュースを中心に、ピックアップしていきます。

          人気ブログランキングへ

・ Wikipedia「バクラヴァ」にて、紹介されています。
・ カナダ、バンクーバーの日本語情報雑誌「Oops!」にて、紹介されました。
  http://www.oopsweb.com/2007/focus/new/1b1.htm (ウェブ版)

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- | --:-- | スポンサー広告
トルコ、大学構内でのスカーフ着用を解禁
スカーフ着用解禁に抗議する女子学生 by CNN2月9日、トルコの国会は、女子学生が大学構内で「スカーフを被る」ことを解禁する憲法修正案を、賛成多数で可決しました。これで、スカーフを外すことでイスラムの戒律に気兼ねするくらいならと、大学進学を諦めることもあった女性には、うれしい決定でしょう。しかしこの修正案可決後、トルコでは猛烈な反対デモが起きました。これは、なぜでしょうか?

トルコは、イスラム教徒が国民のおよそ99%を占める国です。それは国旗に三日月と星がデザインされていることからも明らかですが、しかし、トルコはイスラム国家ではありません。イスラム教を国教とは認めていない、「世俗主義国家」なのです。その、イスラム教国初の世俗主義を標榜したのは、1923年に現在の「トルコ共和国」を建国したアタチュルク初代トルコ大統領で、西洋化による近代化を目指しました。その西洋化政策の1つが、トルコ語のアラビア文字表記からラテン文字表記への変換であり、世俗主義政教分離原則)で、ケマル・アタチュルクは、日常生活での宗教的な服装の着用を禁止。1980年の軍による無血クーデター以後は、公共施設や学校でのスカーフ着用も禁止されたことから、宗教的信念によって高等教育の機会が奪われるのは人権侵害、との声が高まっていました。

大学でのスカーフ着用禁止に反対する女子学生たち by CNNところが、アタチュルクが初代大統領に就任して以来、堅持されてきた世俗主義(政教分離原則)は、1996年に、近代トルコ初のイスラム主義政党主導のエルカバン政権が発足したことで揺らぎ始めました。結局、このエルカバン政権そのものは翌97年に、軍部の圧力で首相が辞任し、また、2000年にセゼル憲法裁判所長官が大統領に就任したことで、トルコは辛くも世俗主義を保持することが出来ましたが、2002年、ついに公正発展党(AKP)のギュル副党首を首班とした初のイスラム系政党単独政権が発足。このスカーフ問題に繋がってきたのです。

一見すると「信教の自由」が認められたことであり、とても良いことのように思える、「(大学構内での)スカーフ解禁」ですが、何が問題なのでしょうか? イスラム系政党であれ、国民の大多数が選んだ結果なのに、なぜデモが起きるほど強く反対する人がいるのでしょうか?

それは、問題となっている宗教が、国民の99%を占める「イスラム教」だからです。政教分離の原則 ―― 政治が宗教に口出しするな(信教の自由を守れ)とは、日本などでよく言われることですが、トルコの場合はこの反対…、宗教が政治に口出しするな、と言うことです。かつては広範囲に領土を拡大したものの、第一次大戦で破れ、解体の憂き目に遭った、オスマン・トルコ。そんな中で戦勝国に占領されるのを嫌ったアタチュルクらによって、トルコ共和国は生まれました。そんなわけで、アタチュルクが目指したものは、もちろん「強いトルコ」ですが、そのトルコの発展にとって障害となりそうなのが、イスラム教だったのです。それと言うのも、イスラム教は、免罪符が幅を利かせていた頃のキリスト教以上に、人々の生活の隅々にまで浸透し、国家権力に代わってコントロールしようとするからです。イスラム教は単なる宗教ではなく、司法も兼ねているのです。

大学構内でスカーフを被る・被らない。それは自由であっても良いと思います。しかし、単独政権を握ってしまったイスラム系政党が、それだけで満足するだろうか…、反対を唱えている人々の不安は、そこにあるのでしょう。もし、「スカーフを被っても良い」が「スカーフを被らねばならない」になったら…、それはそのうち「女性は家の中にあって、内向きの仕事をすべきである。よって高度な教育は必要ないし、家族以外の男性の目に晒すことは慎むべきである。」とならないだろうか…と。もしそうなれば、程度の差こそあれ、トルコの国力は低下し、アタチュルクの望んだトルコの発展も、下降ラインを描くことでしょう。すぐ隣に、いくつものイスラム国家を見ているトルコですので、余計に、世俗派の人々にはトルコの行く末が案じられてならないのでしょう。

写真上=スカーフ着用解禁に抗議する女子学生 by CNN
写真下=大学でのスカーフ着用禁止に反対する女子学生たち by CNN



【追記】
2008年6月5日、憲法裁判所は、スカーフ禁止の解除につながる、世俗主義に反する憲法改正は「違憲」との判断を下しました。


「イスラム女性ベール問題」に決着?
トルコ世俗派「政教分離の危機」   「日暮れて途遠し」より

女子学生のスカーフ着用を解禁へ トルコ
女子学生が大学でイスラム教の戒律に基づいてスカーフをかぶる
ことが禁じられているトルコ
www.cnn.co.jp
2008.02.22 | 21:44 | 世界の宗教ネタニュース | Comment (0) Trackback (0)
<<インドネシア、列車の屋根「ただ乗り」阻止へ | ホーム | W杯控えた南アフリカ、電力供給不足で列車止まる>>
コメント














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://valvane.blog17.fc2.com/tb.php/885-1da93740
| ホーム |

  • SEO
  • loading
  • From VALVANE
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。