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旅を楽しむために、大切なこと…。
海外旅行を楽しむためには、もちろん観光地の見どころや宿泊施設、航空チケットについての情報も大切ですが、From VALVANEでは何より「安全であること」が大切であると考えています。 トルコ、カボチャの種取りを手伝う姉弟。安心出来てこそ、旅は楽しめるものですからね。そしてその上で、「その国、その地域の歴史や文化、習慣について」もっと理解を深めることが出来たら…。旅はもっと楽しくなると思いませんか?
そのためにFrom VALVANEでは、旅行先の安全性やお国柄などが良く現れていると思われるニュースを中心に、ピックアップしていきます。

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・ Wikipedia「バクラヴァ」にて、紹介されています。
・ カナダ、バンクーバーの日本語情報雑誌「Oops!」にて、紹介されました。
  http://www.oopsweb.com/2007/focus/new/1b1.htm (ウェブ版)

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パリに「移民史博物館」開館、工期遅れで政権交代後に
今月10日、パリ南東部に位置するPorte Dorée(ヴァンセンヌの森近く)に、1つの国立博物館がひっそり開館しました。その博物館とは、国立移民史博物館(Cite Nationale de L'histoire de L'immigration)。植民地支配に始まるフランス移民の歴史を辿り、彼らによるフランス社会への貢献を讃える内容です。この博物館の構想は、移民2世の市議の発想から生まれ、前大統領であるシラク氏が2002年の大統領選で移民排斥を叫ぶ右翼のルペン氏を抑えて勝利したことで具体化、工事が進められてきました。しかし工事の遅れによって、開館に漕ぎつけたのはなんと、移民政策に厳しいサルコジ氏が大統領に就任した、今――。

何とも、間が悪いとしか、言い様がありません。。


パリ、移民史博物館
国立移民史博物館(Cite Nationale de L'histoire de L'immigration)


おかげで移民史博物館「国立」の博物館であるにもかかわらず、開館に当たっては華々しい式典もなければ、閣僚の姿もなく…、あるのはオープン記念の無料解放に集まってきた市民らと、人権団体のメンバーのみと言う、なんとも寂しい誕生となりました。

た・だ・し…! 

この日の開館に居合わせた方によると、展示内容もさることながら、「もっとも印象的だったのは、観客に移民系の人々が多かったこと。」とのこと。これは何より、この博物館の「成功」を意味しています。

普段私たちが「フランス人」と呼ぶ時、それは「フランス国籍を持つ白人」をイメージしていることが多いと思いますが、その「フランス国籍を持つ白人」ですら、他のヨーロッパ諸国からの移民であったり、あるいはその子孫であったりします(例、サルコジ大統領ハンガリー系移民2世)。加えてフランスは、かつて植民地としていた国々から“労働力”を輸入することで高度成長を果たした国です。それが国籍に関して、

・ 血統主義 (両親の一方がフランス人なら自動的にフランス国籍)
・ 生地主義 (両親が外国籍でも、フランスで生まれた子供が5年間フランスに居住していれば、
         フランス国籍を取得できる等)

の両方を採用しているとあれば、労働力として渡仏した人がフランス人との間に子供をもうければ、その子供は自動的にフランス国籍がもらえます。そして親も、…たとえ国籍取得に至る前に離婚したとしても、「フランス人の養育」を理由に、長期滞在が許可され、しかも生活手当てが支給されるのです。そして更には、移民同士の子供でも、親がフランス滞在中に生まれ、5年経てば…国籍がもらえます。もちろん、5歳児が自立した生活を送れるわけがありませんから、この場合も両親には長期滞在が許可され、生活手当てが支給され、、 フランス人及び移民は、ますます増えていくのです。こうして国籍を得た彼らは白人ではありませんが、れっきとした「フランス人」です(例、ジダンアルジェリア系移民2世)。…と言えば、どれだけフランスに「移民の子孫」が多いのか気になりますが、なんと「フランス人の4人に1人が、移民の親ないし祖父母を持っている」とのこと。フランスにおいて移民政策が重要であり、また「国民」も関心を持つわけです。

しかし、パリを始めとしたフランス各地で起きた、移民の若者による暴動事件でクローズアップされたように、アラブ系、マグレブ系と言った非白人系の移民は、社会に馴染めずドロップアウトしてしまうことが多いようです。考えてみれば至極当然なのですが、文化も生活習慣も、言葉や宗教、そして肌の色も、何もかも違うのですから、生半可な努力では馴染むのは難しいでしょう。それを考慮して、現在フランス政府は(元植民地からの)移民に対してある面では平等に(フランス人同様、公立学校には無料で通える)、ある面では“優遇”していますが(生活手当てなど)、これも、移民増加に伴って負担が増える国民からは反対され、移民からは上手いこと利用するだけ利用されたり、あるいは与えられた権利にそっぽ向いて、学校にも職業訓練校にも通うわけでなく、昼間から路地にたむろして、挙句に車に火をつけて回ったり()…と、政府の思うようには動いていない状態です。

…と、少々大回りしてしまいましたが、これで「なぜ、移民系の来館者が多いことが【成功】を意味するのか」分かると思います。

移民史博物館なのだから当然のようにも思えますが、しかし、一般に博物館や美術館で移民系の人々を見かけることは少ないのです。フランスにこれだけ移民が多いことを考えると、この少なさは、たんに個々の展示内容と個々人の興味の不一致という個人的次元を超えて、博物館・美術館と移民との制度的な隔絶を示唆していました。その隔たりが、ここ移民史博物館で超えられたのです。

移民史博物館」(Kaléidoscope sociologique より)




フランス暴動事件の背景にあるもの
「不法移民の子供を守れ!」と「里親運動」広まる
シャルル・ドゴール空港、イスラム系空港職員72人を排除
欧州の移民問題 ~フランスのアラブ系移民のテロ行為の背景~
サルコジ大統領の最初のつまずき:ギイ・モケの手紙

パリの移民史記念館、ひっそり開館 工事遅れで政権交代
フランスの歴史の中で移民が果たした役割を顕彰する国立移民史記念
館が10日、パリ市内に開館した。
www.asahi.com
2007.10.24 | 12:56 | 旅人として気になるニュース | Comment (0) Trackback (0)
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