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そのためにFrom VALVANEでは、旅行先の安全性やお国柄などが良く現れていると思われるニュースを中心に、ピックアップしていきます。

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・ Wikipedia「バクラヴァ」にて、紹介されています。
・ カナダ、バンクーバーの日本語情報雑誌「Oops!」にて、紹介されました。
  http://www.oopsweb.com/2007/focus/new/1b1.htm (ウェブ版)

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ネパールの「生き神」クマリの生活
無断で訪米したために神格を剥奪されたクマリ、Sajani Shakya by Wikipediaネパールでヒンドゥー教徒やチベット仏教徒らから「生き神」(クマリ)として崇められる少女の1人が、クマリの伝統を守る地元自治体の許可を受けずに渡米したことで、クマリの座を追われました。

ドキュメンタリー番組のプロモーション活動のために無断訪米して神格を失った、バクタプールのクマリ、Sajani Shakya(10)。写真はWikipediaより。 


伝統を無視して渡米した少女が悪いのか、
現役のクマリだと知っていながら配慮することなく、伝統を破るようなことをさせた、アメリカのテレビ局が悪いのか、
「生き神」とは言え、たかだか10歳の少女に思い留まらせられなかった世話人が悪いのか、
伝統の名の下に、自分たちの都合で少女の運命を変え、「神様」と崇め奉っておきながら、人間の視点でもって「クビだ」という地元自治体が悪いのか…

何もこれと言ったものはありませんが、思ったのは、「伝統」と「人権」の折り合いを付けるのは難しい、ということでした。以下、クマリ(特にロイヤル・クマリ)のことについてネットから拾ってきて、まとめてみました。これを読んだ上で改めて「無断訪米でクマリの座を追われた件」について読み返すと、また違ったものを感じるかもしれません。

※ 内容について、大部分Wikipediaを参考にしていますが、そのWikipediaによると「内容の正確性
   について審議中」とのことです。「伝統」についての記述で、更にネット上で確認できる確実な裏
   付け資料が必要と言われても難しいのは当然ですが、以上のことを踏まえてお読みください。


ネパールの生き神、クマリ by ロイター

2006年に撮影された、祭りを控えたクマリの少女。
一番重要な存在である、ロイヤル・クマリ、Preeti Shakyaではないかと思われる。
Photo by Router


「クマリ」とは

ネパール王国の守護神・タレジュ女神が宿ると言われ、ネパールでヒンドゥー教徒やチベット仏教徒らから「生き神」として崇められる、思春期前の少女のこと。クマリと呼ばれ、崇められる少女はネパール全土に数人いる(ローカル・クマリ)が、中でもカトマンズの「ロイヤル・クマリ」は特別である。ロイヤル・クマリは、国の運命に関する予言をするとされ、神々の王インドラ神を祀るインドラ・ジャトラ祭は、国王が跪いてクマリの祝福を受けることで知られる。


「クマリ」の選出方法

「クマリ」は伝統に則って、ネワール族の金・銀細工師の特別な階級(カースト)の、2~5歳の女の子から選ばれる。その際、漆黒の目と髪、20本揃った歯、柔らかく澄んだ声などどいった身体的特徴が、伝えられる「女神」の風貌に沿っているかどうか、実に32項目もの基準に照らし合わされ、どれが欠けていてもいけない。また、星の巡り合わせが王を補えるものであるか、ホロスコープ(天球図)が丹念に調べられ、同時に家族の王に対する忠誠心も調べられる。クマリ候補に選ばれた少女たちはダサイン祭(9月末から10月の間の、新月から満月に至る15日間に催される。)の8日目、108頭の水牛や山羊がカーリー女神に捧げられた夜、タレジュ女神を祀った寺院の中庭に通される。そこでは暗闇の中、屠られた水牛の頭が蝋燭で照らし出され、男たちが恐ろしげな面を付けて踊っている。クマリたらんとする少女には、そこで一晩過ごすことを要求されるが、その間少女は冷静さを保ち、落ち着いていなければならない。そして最終試験として、残った少女には前のクマリが身に付けていた衣服や装飾品を選び出すことが求められる。それさえもパスすれば、もう疑う余地はない。クマリに選ばれた少女は穢れなきタレジュ女神の器となるべく、僧侶によって数々の秘教的儀式を受け、その肉体とカルマを清めることになる。儀式の終了と共にタレジュ女神は少女の中に入り、新たなクマリとなった少女は、クマリの衣装を着付けられ、化粧を施された後、タレジュ寺院を出てダルバール広場を横切り、クマリ在位期間中を過ごすクマリ館へと、白布の上を歩む。


「ロイヤル・クマリ」の生活

ひとたびクマリ館の玉座に納まると、少女の生活はそれまでとは一変する。クマリとなった少女は宗教儀式の際にしか外出せず、家族の訪れも稀になる。遊び相手は少女と同じカースト(身分)のネワール族の子供が務めることになっていて、通常、世話人の子供がその役目に就く。そしてクマリとして、常に赤い衣装を纏い、髪を結い上げ、神秘の力のシンボルである「炎の目」を額に描く。

ロイヤル・クマリとなると、少女のそれまでの生活とは一変する。金銭的なことはクマリの伝統を管理する自治体が全て負担するため、物質的束縛とは無縁となるが、少女には儀礼的な義務が生じることになる。少女は何者にも命令されることなく、女神にふさわしい振る舞いをすることが求められる。少女の資質は選考の過程で実証済みだが、その時の平静さを保ち続けることは最も重要なことである(不機嫌な女神は、嘆願者に対する凶報の先触れと信じられているため)。

クマリ就任の際、白布の上を歩いてダルバール広場を横切るのを最後に、少女の足が地面に触れることは、その体から女神が離れるまで、もうない。クマリとなって以降、あえて館から外出する際には、黄金の神輿で運ばれることになる。少女の足は少女の他の部分と同様に、今や神聖なのだ。祈願者は無病息災を祈って、このクマリの足に触れようとする。そして国王も毎年、クマリの祝福を受ける際、その足に接吻する。そのためクマリは、靴と言うものを履かない。もし足を何かで覆っているとすれば、それは赤い靴下である。

クマリの力は、ひと目見るだけで幸運を呼び込むほど、強力とされている。そのため少女が3階の格子状の窓を過ぎ、こちらをちらっとのぞいてくれるのを期待して、群集はクマリの館の窓の下や中庭に詰め掛けるが、たとえ不規則なクマリの登場が、わずか数秒間でしかなかったとしても、中庭は常に献身と畏敬の念で包まれているのである。

更なる幸運、あるいは良縁を求めて、祈願者らはクマリの黄金の獅子の玉座の間を訪れるが、クマリに治癒力があると信じられるようになってからは、少女の元を訪れる者の多くは血液疾患ないしは生理不順に苦しむ者たちになった。時には官僚や政府の役人も、クマリの元を訪ねることがある。祈願者らは習慣的に、クマリに贈り物を持参したり食べ物を供えたりするが、クマリはそれを黙って受け取る。そして受け取り次第、感謝の印として触れるなり接吻するなりするよう、足を差し出すのである。拝謁の間、祈願者らはクマリの様子をじっと注意深く見ているが、それにはこのような解釈がなされるからである。

・ 叫んだり、大声で笑う : 深刻な病、あるいは死
・ しくしく泣いたり、目をこする : 死が迫っている
・ 震える : 投獄
・ 拍手する : 王を恐れる理性
・ 供物をつまむ : 経済的損失

もしクマリが拝謁の間ずっと、無表情で押し黙っていたら、崇拝者らは大喜びで立ち去るが、これは願い事が聞き届けられたというサインだからである。

必要に応じてクマリの世話をする者が大勢いるが、彼らのことをクマリミと言い、彼らは後援者によって統率されている。彼らは仕事としてクマリの全ての要求や願いに気を配らねばならないが、それには儀礼的義務について教えることも含まれており、大変困難である。直接何をしろと命令するわけにはいかないので、彼女の生涯をかけて手ほどきするしかないのである。そして彼らは少女に入浴させ、服を着せる責任があり、来訪者や宗教儀礼に備えてお化粧に気遣わねばならない。

伝統的に、クマリは広義の神とみなされるので、教育を受けない。しかしながら近代化によって、只人に戻った後には再入学して教育を受ける必要が出てきた。今ではクマリも公立の学校に通うことを許され、教室では他の生徒と変わらない生活を送っている。とは言え、たくさんのクマリの中にはバクタプールのクマリのように学校に通う者もいれば、カトマンズのクマリ(ロイヤル・クマリ)のように個人授業を受ける者もいる。

「クマリ」の引退

クマリの神性の終焉は、突然、何の予兆もなく訪れる。初潮を迎えるや否や、タレジュ女神はクマリの体を抜け去り、クマリは元の「いずれは死すべき存在」である「人」に戻る。そして新しいクマリが選出されると、先のクマリはその地位から正式に離れるための、数々の儀式を受けることになる。そして儀式から4日後、クマリの神性を表すシンボルが、彼女の体から取り除かれる。そして編みこまれた髪が解かれると、いよいよ解任。後には金貨が1枚と、クマリ在任中の数年間まとっていた、神性を表す赤い衣装が少し残されるだけとなる。

クマリは引退すると、月に6000ルピー(ロイヤルクマリの場合の金額)の年金を受け取れるようになる。これは公務員の最低給料の約2倍、あるいは貧困にあえぐ地方での収入の約4倍で、彼女らはしばしば、引退後も、本来の生まれた時に名づけられた名前ではなく、「クマリ」と呼ばれ続けることがある。そのためか、普通の生活に戻ってからも(還俗してからも)、クマリであった頃の習慣が完全には抜け切らず、通常の生活に適応できない人もいる。
 
なお、よく言われる迷信として、クマリであった女性と結婚した男性は、6ヶ月以内に吐血して死ぬと言うものがあるが、実際には多くのクマリが結婚して子供を授かり幸せな人生を送っている。



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2007.07.07 | 08:26 | 世界の宗教ネタニュース | Comment (0) Trackback (0)
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