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旅を楽しむために、大切なこと…。
海外旅行を楽しむためには、もちろん観光地の見どころや宿泊施設、航空チケットについての情報も大切ですが、From VALVANEでは何より「安全であること」が大切であると考えています。 トルコ、カボチャの種取りを手伝う姉弟。安心出来てこそ、旅は楽しめるものですからね。そしてその上で、「その国、その地域の歴史や文化、習慣について」もっと理解を深めることが出来たら…。旅はもっと楽しくなると思いませんか?
そのためにFrom VALVANEでは、旅行先の安全性やお国柄などが良く現れていると思われるニュースを中心に、ピックアップしていきます。

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・ Wikipedia「バクラヴァ」にて、紹介されています。
・ カナダ、バンクーバーの日本語情報雑誌「Oops!」にて、紹介されました。
  http://www.oopsweb.com/2007/focus/new/1b1.htm (ウェブ版)

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ネパールの生き神「クマリ」、無断訪米で神格剥奪
「クマリ」 (Kumari)。ネパールでヒンドゥー教徒やチベット仏教徒らから「生き神」として崇められる少女のことですが、その数人いるクマリの1人、Sajani Shakya(10)の神格が剥奪されると言う前代未聞の出来事がありました。理由は、イギリスで製作されたネパールの伝統や政情を紹介するドキュメンタリー番組のプロモーション活動で、クマリの伝統を管理する地元自治体に何の相談もなく訪米したためです。地元自治体は非常に怒り、この少女に代わる新たなクマリを探す意向を示しているとのことです。ただし、通常「引退した」クマリに支給される年金は、この神様を失格になった少女にも支給されそうで…、良かったです。

しかし、いくら「許可なく」「勝手に」訪米したとは言え、仮にもクマリ生き神様…。なぜ、神様がいちいち只人の許可を得ねばならないのか、また、ニュースで報じられた表現によるところの神様“クビ”になるのか…、疑問に思った人は多いでしょうし、私も考えれば考えるほど、矛盾を感じました。その、考えれば考えるほど矛盾を感じた理由は、以下に。


ネパールの生き神、クマリ by ロイター
ネパールの「生き神」、クマリ by ロイター


無断で訪米したために神格を剥奪されたクマリ、Sajani Shakya by Wikipedia上の写真はロイターによって2006年に撮影された、祭りを控えたクマリの少女。おそらくは一番重要な存在である、ロイヤル・クマリ、Preeti Shakyaではないかと。

そして右の写真が、ドキュメンタリー番組のプロモーション活動のために無断訪米して神格を失った、バクタプールのクマリ、Sajani Shakya(10)。写真はWikipediaより。


なぜ「生き神様」であるクマリが、神でもない「人」の判断によって神格を失うのか…?


「クマリ」は伝統に則って、ネワール族の金・銀細工師の特別な階級(カースト)から選ばれますが、その際、目の色や歯の形、声の質などどいった身体的特徴が、伝えられる「女神」の風貌に沿っているかどうか、実に32項目もの基準に照らし合わされ、選出されます。そして候補に選ばれると…、選ばれた少女たちは、真っ暗な部屋に通されます。そこにはグロテスクな水牛の頭があったり、恐ろしげな面をつけた男たちが踊っていたりするのですが、これもテストのうち。本物の女神であるなら、こんなものを恐れるはずがない。まして、ドゥルガー(闘いの女神)であるなら…、というわけです。そして、この試練の間、ずっと冷静さを保ち、落ち着いていられた少女に課せられる最終テストが、前のクマリが身に付けていた衣服や装飾品を選び出すこと。

はい。転生するとされる「ダライ・ラマ」の選出方法と、同じですね。知るはずのない、先のクマリが身に付けていた衣服や装飾品を選ばせる、って。つまり、クマリの選出には身体的特徴とあわせ、厳に神的なものが重視されるわけです。「今宮戎神社の福娘オーディション」とは、訳が違うのです。そして…

「クマリ」の引退は、女神の化身にあってはならない「血の穢れ」によって決まります。つまり、初潮を迎えた時か、事故で血液の大半を失った時…です。初潮を迎えたクマリは普通の人の身分に戻されますが、引退後は「公務員の最低給料の約2倍」という年金が支給されるようになります。そして、新しいクマリ探しが始まるのです…。

…と、選出の過程から引退に至るまで、クマリに関することは全て「神的なもの」あるいは「伝統」によっています。それなのに、クマリの伝統を取り仕切る地元自治体は、クマリの住む宮殿がある広場への「入場料」と称して2.50ドルを旅行者からせしめるだけせしめて、クマリの世話人たちには何も(クマリの装飾品などの維持費すらも)払っていないのです。そう、クマリには世俗から完全に離れることを要求しておいて、自分たちは世俗の物欲まみれ…。


本当に「神的なもの」を重視するなら、何から何まで全部、「ネパールの伝統や政情を紹介するため、アメリカにプロモーション活動に行く」ことも含めて、「神の意志」だと取るべきでは…?
あるいはアメリカ行きを「神の意志」と取れないならば、そもそも彼女を「神」とは認めていないことになり、それだったら、まだ思春期前の多感な、大事な時間を、無駄な「神様ごっこ」に費させないで欲しい、と思います。




see also・・
ネパールの「生き神」クマリの生活
アメリカを訪問した生ける女神、クマリの少女が引退
マティナ・シャクヤちゃん、王制廃止後初のロイヤルクマリに就任

ネパールの「生き神」少女、許可なく訪米でクビに
ネパールで生き神「クマリ」としてあがめられていた少女(10)が、
伝統を無視して米国を訪れたことで「神聖な」地位を失った。
headlines.yahoo.co.jp
生き神クマリ
ネパールには、神、女神、多神教の神、菩薩(仏陀に近いもの)、
権化(神の化身)、霊魂の顕現などが数え切れないほど
special.msn.co.jp
Nepal goddess a rare sight indeed
The opportunity is rarer than they think because six-
year-old Preeti Sakya - the living Hindu goddess
news.bbc.co.uk
Kumari
Kumari, or Kumari Devi is a living goddess in Nepal.
Kumari literally means virgin in Nepali.
en.wikipedia.org
2007.07.06 | 23:54 | 世界の宗教ネタニュース | Comment (5) Trackback (2)
<<ネパールの「生き神」クマリの生活 | ホーム | カナダの「市民権テスト」6割が不合格!>>
コメント
なんか
色んな意味で神って職業も大変そうですね…まぁ一番遊びたい時期に監禁状態にあったんだからそれなりに貰えないとしたら誰も神様になりたがらないでしょうね。

てか真っ暗な部屋に牛の頭が置いてあったら僕なら速攻で失禁してますよ。
by:ゴッホ | URL | 2007.07.08 00:29 [編集] |
これはこれで
はじめまして。いつも珍しい情報などためになります。

さて無断訪米して神格を失ったクマリですが、大人の勝手に左右されない普通の生活に戻れたわけで、私には「おかえり、ごくろうさま」って感じですね。アメリカ旅行もできたし…。

クマリへの扱いは、日本の地方政治屋後援会幹部が「この俺が奴を議員にしてやってんだ」と言うのに似ています。
by:daisuke | URL | 2007.07.08 12:20 [編集] |
コメントありがとうございます♪
■ ゴッホさんへ

ほんと、一番遊びたい盛りに閉じ込められるなんて、かわいそうですよね。でも、物心つかないうちからずっと屋敷の中だけだったら、そんなに思わないんでしょうか。室内飼いの猫みたいに…。

こんな小さい子供が年金のことなんて、判っていないと思いますが、子供へというより、親へ、でしょうね。神様としてワガママ放題に育てられてしまった子が、大きくなったある日、いきなり付き返されて来るわけですから。ティーンエイジャーになった子を再教育なんて、とてもじゃないが出来たものではないでしょう。言っちゃ悪いが、ただの「厄介もん」。年金くらいついてないと、どうにもこうにも… 世話なんてしてられませんよ。そして本人も、…馴染めるのかなぁ、外の世界に。

■ daisukeさんへ

>「おかえり、ごくろうさま」って感じですね。

そうですね。早めに引退できて良かった、というところでしょうか。10歳なら… 10歳からでもワガママ娘を仕付け直すのは難しいと思われますが、それでも14・15歳の子よりはましでしょう。やはり世間一般に合った子供に育ってくれた方が、その子の将来のためになると思います。

「元クマリの女性と結婚すると早死にする」という言い伝え(?)があるそうですが、呪いとかそんなのではなく、世間知らずのわがまま妻を持つとストレスが溜まる、ということではないかと思いますし…。
by:valvane | URL | 2007.07.08 15:16 [編集] |
ごぶさたしてます
こんな娘が勝手に「ちょっくらプロモーション」に出かけるわけもなく、大人の事情に右往左往させられているのは確かですね。神様もなかなか大変そうです。(笑)

久しぶりにTBに挑戦してみましたが、いつものエラーが出ていないので上手くいったのかもしれません。(笑)
by:toshiki | URL | 2007.07.09 02:39 [編集] |
toshikiさんへ
toshikiさんのエントリーを読んで、びっくりしました。有り得なくはないですが、ネパールにも旅行されたことがあったんですね。もう世界中、どこでも行ってそうな気がしてきました。i-36

ガイドブックに「クマリがつまんなさそうに顔をのぞかせる」とあったそうですが、なかなか的を射た表現かもしれませんね。i-190  クマリとしては好奇心旺盛な年頃なのに、年がら年中強制的に「引き篭もり」させられて、本当に「つまんない」のでしょうが、その様子を、一応「神様」だろうに、この物言い…。ガイドブックを執筆した人間にこう思わせるような何かが実際にあるから、このような表現になったのだと思います。本当に、大人の都合で人生をいいように振り回されるなんて、とんだ大迷惑ですよね。i-231

TBありがとうございましたー!
by:valvane | URL | 2007.07.10 01:27 [編集] |














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ネパールの“生き神”少女、訪米で神様失格に
エキサイトニュースより。ネパールの“生き神”少女、訪米で神様失格に[カトマンドゥ 3日 ロイター] ネパールで、「クマリ」と呼ばれる生き神様として崇拝されている10歳の少女が、伝統を無視して米国を訪問し、「神」の地位を失った。サジャニ・シャクヤは2歳のとき、首

シスターみみっくのなんだかわからない堂 | 2007.07.07 |

団体様
先週こんなニュースがあった。ネパールの「生き神」少女、許可なく訪米でクビに(ロイター)ネパールのクマリと呼ばれて崇められる「生き神様」は、いくつもの条件をクリアした血の汚れのない(つまりは初潮前の)少女の中から選ばれ、初潮を迎えたり、怪我で大量の出血をし

Toshiki's Room | 2007.07.09 |

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