旅する人のニュースサイト From VALVANE にようこそ!
どんな国を、旅してみたいですか…? From VALVANEでは、海外旅行をされる方がもっと旅を楽しめるよう、旅の情報を集めるお手伝いをしたいと思います。

旅を楽しむために、大切なこと…。
海外旅行を楽しむためには、もちろん観光地の見どころや宿泊施設、航空チケットについての情報も大切ですが、From VALVANEでは何より「安全であること」が大切であると考えています。 トルコ、カボチャの種取りを手伝う姉弟。安心出来てこそ、旅は楽しめるものですからね。そしてその上で、「その国、その地域の歴史や文化、習慣について」もっと理解を深めることが出来たら…。旅はもっと楽しくなると思いませんか?
そのためにFrom VALVANEでは、旅行先の安全性やお国柄などが良く現れていると思われるニュースを中心に、ピックアップしていきます。

          人気ブログランキングへ

・ Wikipedia「バクラヴァ」にて、紹介されています。
・ カナダ、バンクーバーの日本語情報雑誌「Oops!」にて、紹介されました。
  http://www.oopsweb.com/2007/focus/new/1b1.htm (ウェブ版)

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- | --:-- | スポンサー広告
預言者ムハンマドのバラ
2月に入ってからずっと、未だ毎日のように続いていますね、風刺画問題。デンマークで掲載されたのが、昨年の9月。それがなぜか2月になって蒸し返され、しかも世界中に飛び火する結果となりました。転載した各国の掲載紙の編集者が謝罪する中、本家本元のデンマークの編集者は、一時謝罪したかのようなニュースも流れたものの、その後本人自ら謝罪を否定する発言をしています。風刺漫画の報復合戦に暴動、デンマーク製品の不買運動。何の関係もない、キリスト教教会が焼き討ちに遭い、風刺画掲載に関わった漫画家や編集者の首に賞金までかけられたこの問題、いったいどこまでいってしまうのでしょう?


               預言者ムハンマドのバラ
                 テヘランのパン店で買い物する市民

預言者ムハンマドの風刺漫画に強く反発するイランでは、大人気の「デンマルキ」と言う焼き菓子を「預言者ムハンマドのバラ」という名前に改称する動きも出ているそうです。理由は人それぞれで、「我々の大事な預言者を笑いものにすることは誰にも許されない 」と語る店主もいれば、「信仰心の厚いイスラム教徒から抗議やボイコットが起きるのを恐れて 」と言う人もいるとのことで、風刺画問題に反発を覚えるものの、あまりの抗議行動の広がりに困惑している様子を感じました。

ところで、デンマルキって、どんなお菓子なんでしょう? ニュースからの抜粋では「中にクリームを入れて焼いたパイ風の菓子。酒が禁じられ、甘味を好むイラン人が毎日のように食べるほか、客のもてなし用として大量に消費されている。」そうです。クリームが入っていることを除けば、トルコやギリシャで食べた「バクラヴァ」みたいな感じなんでしょうか? おいしそうですね♪

しかし、お菓子は甘くて美味しそうなのですが、欧米の各新聞社の対応には、苦いものを感じます。
(※ 「欧米」とひとくくりにしてしまいましたが、イギリスの各紙は「責任が伴うことだ」と、不掲載だったそうです。こぞって転載したフランスの新聞各社とは対照的ですね。)


          暴動発端の文化部長は謝罪を拒否
                 暴動発端の文化部長は謝罪を拒否
イスラム教の預言者ムハンマドを風刺した漫画を初めて掲載したデンマークの新聞、ユランズ・ポステンのフレミング・ローズ文化部長は、自分の目的は「イスラムに関して欧州で強まっていた自主検閲に挑戦することだった」と弁明した。同部長は、言論の自由についての議論を巻き起こすことが自分の目的であり、イスラム蔑視を意図したものでないと主張した。同部長は、記事が中傷と受け取られるどんな可能性もないか心配していたら、新聞の編集はできないと指摘した。(時事通信) - 2月20日

この風刺画問題に関する私の意見は、概ね読売新聞さんの社説と同じでしたので、そちらを読んでくださればと思いますが、…もうキャッシュでしか残っていないんですね
と言うことで、一部抜粋します。

風刺漫画という表現方法で、権力者や社会事象などを皮肉るのも、報道の範疇だろう。だが、それによって、敬虔(けいけん)な信仰心を傷つける権利までは、表現の自由にはない。
 異文化、異教徒を理解し、かつ尊重しようという寛容な精神こそが、成熟した民主主義社会の基盤ではないか。
 ムハンマドの風刺漫画が、偶像崇拝を禁じるイスラム教世界でどれほどの怒りを買うか――。想定もせず掲載したとしたら、ユランズ・ポステン紙は「無理解」「無責任」のそしりを免れまい。
(略)
 いたずらに他者を傷つけることだけが目的のような無責任ジャーナリズムは、私たちの周辺にも数多く存在する。記事などが問題化すると、決まって「表現の自由」を持ち出して言い逃れしようとする。自ら「表現の自由」の価値と意義をおとしめてはいないだろうか。
  2月11日付・読売社説(2)[風刺漫画騒動]「『表現の自由』には責任が伴う」より


       

ところで…、ちょっと方向が違ってくるかもしれませんが、私はこの風刺画問題については、日本人であるなら、…いえ、日本人だからこその視点からも論じられるのではないかと思いました。
ともすると論点を見失いそうですが、この風刺画問題で問題になっていることは、それがムハンマドを皮肉ったとか、滑稽視したということではありません。偶像崇拝するイスラム教の預言者を、具体的に絵で描き表すことや、公衆の目に止まる【新聞】に掲載することも問題ですが、何よりイスラム教徒が問題視しているのは、「預言者ムハンマドを描いた」ことです。

そう、ムハンマドを「描いた」こと自体が問題なんです。良く言うか、悪く言うかとは、関係ありません。単純に、「描いた」ことが問題なんです。

こう言ったら、ピンときた方もいるかもしれません。特に年配の方…。

いろいろ意見もあるかもしれませんが、かつて私たちの国、日本も、そうでした。天皇現人神(あらひとがみ)として崇められ、私たち、国民の目に止まることはありませんでした。どころか、写真(御真影)すらも、戦時中などは各地の学校などの施設で祀られていたそうですが、それ以前はありませんでした。戦時中のそれも、決して個人の所有が許されたものではありませんでした。多くの人が知っているように、「声」を聞いたのも、終戦を告げる「玉音放送」が最初でした。

戦時中のことは…、軍によって情報や言動が規制されていたからとも言えますが、それでも、【天皇】に関することは、戦争が始まるよりずっと以前からそうでした。そして戦後も、そういった風潮はしばらく続いていました。
イギリス紙にて、天皇の写真が犯罪者の写真と並べて掲載された時も、(日本側が感じたような意図はないと判りましたが、それでも犯罪者と並べて掲載すること自体が問題だ、と)日本は抗議しましたが、確かそれ以前…、「天皇の写真が新聞に掲載された」と言うだけで大問題化したことがあったはずです。(ネットで調べたのですが、それについて何も見つからなかったのが残念で、また、だから私の思い違いかも;;とも思っていますが。)思い違いでないなら、確かそれは南米の新聞で、写真が載せられているのを知った移民した日本人が抗議運動を起こし、知らせを受けた日本も猛抗議した…という内容でした。
(※ もちろん、これは【抗議】であって、【暴動】を起こしたわけではありません。)

もちろん、現在の日本とはかけ離れたずいぶん昔の話ですが、こう思うと日本人は殊更に、今回の騒動については、イスラム教徒の心情を理解できるのではないかと思った次第です。



元記事 : 「デンマーク産」お菓子に預言者の名前、風刺画騒動で
       イラン人気菓子「デンマルキ」、改名の動き 風刺画問題
       暴動発端の文化部長は謝罪を拒否=預言者諷刺画問題


参考記事 : The editor and the 12 cartoons 
            風刺画を掲載した、デンマークのユランズ・ポステン紙
         In Denmark and beyond, Muslims ask: "What's so funny?"
         風刺画 「表現の自由守り、圧力と戦うべき」 作家が訴え
         イランでホロコースト漫画コンテスト 預言者風刺画に対抗
         デンマーク、風刺画問題で中東など14カ国へ渡航自粛勧告
         ムハンマド風刺漫画 デモに過激組織の影 タリバン、作者殺害に懸賞金
         風刺画:作者の首に賞金13億6000万円 インド巡礼相
         ポツダム宣言 戦後、マッカーサーと並んで立つ天皇の写真が新聞に掲載された
            時の衝撃について触れています

2006.02.20 | 02:06 | 旅人でなくても気になるニュース | Comment (4) Trackback (0)
<<ヴェネチアのカーニバル | ホーム | かもめ食堂>>
コメント
続いてますね~
ニュースでちょっと見た程度ですが,私がこのニュースを最初に見て受けた印象は,「他人が嫌がるようなことはしなければいいのに…」でした.

「言論の自由」という言葉を報道関係者が使う時は,大抵他人を不快にさせている時なので,嫌いな言葉です.
by:でるた | URL | 2006.02.22 21:39 [編集] |
お~、なるほど!
天皇とムハンマドですか、、、

ユダヤ人がみだりに神の名を唱えたり偶像崇拝したりしてはいけないのと似てるのかしらと思いました。
でもユダヤ人がこういった暴動を起こすことはありえないと思います。むしろユーモアで返すのではないでしょうか。
こちらでもニュースで流れてます。
by:きこりこ | URL | 2006.02.23 03:34 [編集] |
私は、イスラム教徒の方たちの抗議デモに遭遇しました。
うちから1時間も車で走ると、イスラム教徒の方がたくさん住んでいる町があるんで。
ロンドンに住んでいた時も、私はイスラム街に住んでいたのでイスラム教徒の方たちとの面識がかなりあったんですよ。
ホントにいい人たちばかりでよく助けてもらってたので、キチンと謝罪してあげて欲しいなぁ、と思います。
これって宗教の違いであり文化の違いだから、理解しあうのは難しいんでしょうねぇ。。
宗教抜きで個人として会話をするとみんないい人ばかりなのに、暴動という行為がイスラム教徒のイメージを悪くしてしまっているのが残念です。
by:日本カモシカ | URL | 2006.02.23 18:44 [編集] |
コメントありがとうございます♪

◆ でるたさんへ

ですよね。そんな難しいこと言わなくても、子供でも分かることですよね。
「人の嫌がることをするな」!i-231

何もかも一律的に、一直線に並べなくても(←あ、これって日本に多い傾向ですね)、
「タブー」は「タブー」として…「個」を認めればいいと思います。
友達になるには、「まず相手を理解し、認めるところから始まる」ってね。i-179

◆ きこりこさんへ

そうですね、イスラム教も「やたらと神の名を唱えてはいけない」と聞いた気がします。
でも、イスラム教徒の心情はわかるとしても、暴動は良くないですよね~★i-182
ムスリムさん方も、ユダヤんジョークを見習ってくれればいいのですが…、直情的な
ところがあるようですからねぇ;;
↑の発言自体、ムスリムさん方には「e-262」と取られかねませんね;;i-230
それが「パレスチナ問題」っと。

◆ 日本カモシカさんへ

そう、個人単位で見れば「良い人」ばかりだと思います。i-265
でも、そういう「個人」を知らない人は、どうしても「全体」で見てしまう…と。
そうすると、何に対しても「差別だ」とクレームつけて騒いで、暴動を起こして、
テロまで起こして(?!)…というところばかり目に付いてしまう…と。
それも事実なので、なんとも言い難いですが、そういう事も認識して、もうちょっと
社会的なイメージをアップするようにして欲しいですよね。i-181

いくら「テロなんてやっているのは、一部の過激派だけだ。」と言われても、、
毎度毎度のように、こんな暴動騒ぎを起こしていては、説得力ないですもんね;;

by:ガナッシュ | URL | 2006.02.24 06:46 [編集] |














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://valvane.blog17.fc2.com/tb.php/241-22e2859c
| ホーム |

  • SEO
  • loading
  • From VALVANE
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。